アルゼンチンのトロンテスを野菜メインの
料理と合わせました。
赤ワインもそうなんですが、野菜の青っぽ
いニュアンスと出会うと、ワインの味わい
の奥の方に隠れている味わいの要素が、顕
在化されて、ワイン単体で飲むより味わい
の幅が広がります。
このトロンテスの場合だと、ワイン単体で
飲むと、冷たいときのミネラルの苦渋が、
温度の上昇に伴って、ライムの酸味に変化
し、やや柔らかなグレープフルーツの酸味
に変わっていくのですが、野菜の青っぽさ
に出会うと、ライムやグレープフルーツの
果皮の油脂分や、裏側の白いところの渋さ
なんかが味わいの最前線に引っ張り出され
てきます。
最終的に、温度が上がって味わいが開きき
ると、トロンテスの味わいの特徴である蜂
蜜の甘さが感じられます。明らかに味わい
に複雑さが増してます。
このワインもですが、白ワインは、味わい
と温度が密接に関係しているので、できれ
ば、氷水の入ったワインをつけて冷やすワ
インクーラーがあるのが望ましいですね。
↑こんな感じですね↑
こうすると、常にグラスに注がれるワイン
は、キンキンに冷たい状態になるので、毎
回ミネラルの苦渋→ライム→グレフル、そ
して蜂蜜と、味わいの変化が楽しめます。
単体で飲む場合は、冷たいワインを口に含
んだら、飲み込まずに口の中で温度を上げ
てみてください。
初めは、シャープな酸で辛口の印象だった
のが、次第に果実を強烈に主張する酸味が
あふれだし、その酸味が、じわ~っとほど
けて、グレープフルーツ果汁から完全に苦
みと渋味を ぬきさったような、果実本来の
分厚い旨味が感じられます。
この次の展開が、旨味から酸味が抜けてい
き、蜂蜜のニュアンスへと変化していくん
です。
なかなかドラマチックです^^
アルゼンチンのトロンテス、楽しめるワイ
ンです。期待して栓を開けてくださいね~
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