2022年2月11日金曜日

コンティゼッカ パッシオーネオーロ アパッシメント

コンティゼッカ パッシオーネオーロ アパッシメント
プーリア州はサレント半島で1935年からワイン造り
をしてるそう。

サレント半島と言えば、イタリア半島のかかとに当た
場所ですね。イタリアの最南端で、温暖と言うより暑
く乾燥した地中海気候の産地になります。

ブドウ品種としては、強い日差しに耐性のある果皮の
分厚いネグロアマーロとプリミティーヴォが多く植え
られているようです。あっ、プリミティーヴォですが
日差しに強いと言うより「アルベレッロ仕立て」で日
差しから守られていると言う方が正しいでしょうかね。

アルベレッロとは、強い日差しで、果皮が日焼けして
しまうのを防ぐために、夏季の剪定時に、間引きして
残したブドウの房をブドウの葉っぱでグルグル巻きに
して、日差しを遮って熟させる手法です。リンクを参
照してもらうと、グルグル巻きにしている様子が見て
いただけます。

パッシオーネオーロは、秋がきて、完熟してもなおブ
ドウを収穫せずに過熟状態にして、果汁に含まれる水
分を抜けるだけ抜いてから収穫して搾汁しワインに仕
上げています。

グラスのワインの外観からも煮詰まったような色合い
が見て取れます。

香りは、焦げたようなカラメルを思わせる甘苦い香り
がしてきます。

口に含めば、プリミティーヴォらしいボシブドウを
わせる甘さと焦げたような、そう、エスプレッソコ
ヒーを思わせる苦みと、苦みの向こうにある甘さを
じます。

凝縮感のある味わいって、よく聞くと思うんですが、
このワインの味わいこそが、まさにそれです。こうい
うのをリッチな味わいのワインと言うのでしょう。

抜いたその日に飲み切らずに、2~3日かけて飲んでも
らうと時間とともに味わいのキメが細かくなっていく
のもわかってもらえます。

個人的には、3日目の味わいが一番好きですね^^


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