メルローです、皆さん、どんなイメージでしょ?
大文字屋がワインをかじりはじめた頃、
2001年頃は、ワインの教本みたいのに
書いてあった「比較的優しい口当たり」っ
て文章、鵜呑みにしてましたねぇ~
ああ、愚かしい・・・
その後、試飲会に行き倒すようになり、
フランス農業コンクール金賞受賞ワインに
美味いモノ無しを思い知らされ、その中に
メルロー100%のワインも数多くあった
もんですから、一時は嫌いになってました^^
でも、探せば、ちゃんとあるんですよ、美
味しいメルロー。
美味しいメルローの最右翼と言っても言い
過ぎじゃない、このチリのメルローは、メ
グラスに注いで即だと、この手の長期樽熟
成の効いてるワインのオヤクソク、樽の樹
脂由来の苦味と、葡萄の果皮のミネラルが、
まるで「味わわれるのを拒んでる」ような
硬さを見せます。
ここで、うわっと呑みなれてない方は思う
んでしょうね、きっと。でも、この硬いニ
ュアンスが無いと、後に続く変化の落差が、
イマイチ伝わりにくいんですよね^^
ここから、グラスをクルクル回してワイン
注いで即のドス黒い色合いだったワインに
いささかの暖かさが、入り出すと、硬かった
ワインもドライプラムを思わせる凝縮感の高
い果実味を感じさせてくれますし、樽材の苦
味も、バニラの甘さへ変化してくれてます。
ここらあたりで味わいの奥底に存在感を顕示
してくるのが、トリュフって表現される土っ
ぽいニュアンスなんです。
このワインの場合は、「味を注意深く探れば」
ナルホド土だ!となるんですが、このニュアン
スが出ている頃は、他の美味しさの要素、果皮
のミネラルからの派生で、芳醇な紅茶の渋や、
干して水けを抜いて旨味を引き上げたドライフ
ルーツのニュアンスや、樽のバニラ感なんかが
主張しあってるんで、正直、土のニュアンスが
前に出てこないんですよね。
万人受けするか?の問いには、疑問が残りますが、
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