2022年2月16日水曜日

マン カベルネソービニオン



















さて、このカベルネですが、扱い始めて9年は
経ってますね。

京都駅前で、かなり人気のお店「じじばばDOS」
さんで長らくグラスワインとして使ってもらってま
す。

「マスタ~なんか、濃いの、な~い?」と言われた
ら、必ずこのワインをすすめてもらってます。

この価格帯で、キチッと美味しくて、それから、こ
こが、実は、非常に重要な事なんですが、何年使っ
てても、味わいがブレない。

ここがポイントなんですよ。

じじばばDOSさんなんかだと、常連さんのリピ
ート
で、お店が回ってると言っても過言ではありません。

お店も、まずは、常連さんを優先しますよね。

常連さんは、たいてい同じワインを、同じような順番
で飲むんです。

いつも飲んでる、濃くて、美味いワインの味が少しで
も変わる事にと凄く敏感なんですよね。

常連さんに支持され続けて、はや9年です。グラスに
注がれて即を口に含むと、少し収斂した酸が存在しま
す。

フランス的エレガンスですね。

味わいの演出が上手です。

グラスの中で空気と触れ合うと、収斂した酸がほどけ
て、イチゴを思わせる、かわいらしい酸に変化して、
香りもベリー系の甘さを含んだチャーミングな物にな
ります。

さらに、空気と触れ合わせていくと、果皮の裏側の渋
が、芳醇な紅茶の渋を思わせる風合いに変わります。

そこに、オークのニュアンスであるバニラも絡んでく
るんです。

まるで、ボルドーの、濃くておいしいワインの価値観
ですね。

それから、グラスワインとして、大切な事、それは、
フードとの相性ですね。

バル系フードで多用される、黒胡椒やニンニク、オリ
ーブオイルなんかに、もう、鉄板で合うんですね。

グラスに注いで即の、収斂した酸の局面だと、ステー
キを焼いて、黒胡椒をかけた味わいにドンピシャです。

濃くて、おいしくて、9年前も、現在も、変わらず味
がぶれない。これって、結構すごくないですか?



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