いままでシードルと言えば、青森産のKIMORI シードル ドライだけ
でしたが、今回フランスはブルターニュのこちらのシードルも
ラインナップに加えました。
青森のシードルは、食用でおなじみのサンフジが使われていま
すが、ブルターニュのは、日本のりんごよりはるかに小ぶりな
シードル専用のリンゴが使われます。果肉の比率が明らかにサ
ンフジより少なく、そう、ワイン用のブドウ品種が食用のブド
ウに比べて果肉が少なく、果皮の比率が高いのによく似ていま
すね。
そのためサンフジより、はるかに皮の油脂分や軸、種子のタン
ニンがシードルに多く溶け込んで、はるかに複雑な味わいにな
っています。
味わいは、辛口と一言ではとても言い表せませんね。冷たいの
を口に含んだ瞬間は、皮の渋さと苦さが感じられ、一定の飲み
ごたえ感を演出してくれます。口の中で温まると、分厚いリン
ゴの旨味がどっしりと感じられますが、それを飲みこむと、サッ
とキレていきます。そして、アフターにリンゴの甘さが戻って
きます。これは、何とも満足感のある充実した味わいですね。
シードルも、ロングランで飲みましたが、3日目あたりになる
と、リンゴの味わいが一段上がったような印象です。種子や軸
の苦渋も存在感を増してきて、ボルドーワイン的なエレガンス
さえ感じます。
やっぱり、ワイン(シードルも^^)時間がたった方が、断然
美味しいなぁ~
お試しくださいロングラン。味わいの変化が楽しいですよ~
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