2016年5月16日月曜日

現行米、田植えのその後

田植えが終わって、2週間が経過しました。
当店の契約農家は、苗の一まとまりを
3粒の種もみで構成しています。
通常は、6粒ほどで一まとまりになっています。
つまり、標準より「細く植えて」もらってるんです。

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石橋さんの田んぼです。
例年通りひとつの苗を構成する米粒は3粒です。

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松崎さんの田んぼです。
石橋さん同様、苗のひとまとまりは、3粒です。

通常が6粒でひとまとまりのところを、半分の
3粒にしているのは、足元を細くして、風通しの良い
たんぼにするためです。

さて、細く植えるのと、太く植えるのと、
何が具体的に「どう違う」かですね。
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こちら、太く植えられた近所の稲の根元です。

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契約農家さんの根元はこんな感じです。
隙間が広くて、風通しが良く、イモチ病にかかりにくいんで、
農薬散布が要りません。実際に行われる農薬散布は、
地域単位で行われる「集団防除」で、ラジコンヘリが一度だけ
アミスタートレボンSEという薬剤を一度っきり散布するにとどまります。
対して、太く植えてあると、恒常的に農薬の散布が必要となります。
ただ、倒伏しやすいこしひかりを、ほぼメンテフリーで育てられるのが
楽でいいんですよね。でも、肥料は多く使うし、
農薬も、けっこう撒かねばなりません。
当店では、安全性の観点から、手間のかかる
細植をしてもらってます。

 では、細く植えるとどうなるか?ですが、
細いと、倒伏のリスクが高まります。
倒伏を回避するには、たんぼに生えてくる雑草や、水草を
こまめに除去する必要が出てきます。
その為田んぼに入る回数も増えてきます。
田んぼに入る回数が増えると、泥が撹拌され、
地中に酸素が供給されます。
こうなると、根っこが元気になって、地中深くに根を張ってくれます。
根っこが元気になると、稲は、分ケツを繰り返して、
足元細く、V字型に育ってくれるんです。
ただ、農作業は増えるんですけどね。
お米は八十八手間なんて言いますが、まさにその通りなんですよ。
農家の「手間」がかかってるんで、安全でおいしいんです。

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