さて、ビンテージが変わりまして、2016年のを飲みました。これ、断然良くなってますね~
注いで即は、シラーズらしいまったりした赤い果実味なんですが、スワリングして、空気と触れ合うと、濃度が上がりだし、苦味と渋さが湧き出てきます。スモーキィなニュアンスも感じられますね。初めのまったり感は、どこへやら。
なかなかの飲みごたえ系のワインです。
香りは、果皮の油脂分に由来する胡椒系のスパイシーなものです。思わず、試飲リストに書いた「スバラ~」の文字が全てを語ります。美味しかったですよ^^
そうそう、香りが胡椒なんで、お肉。←これ、ワインを調味料の香りに見立ててペアリングする手法ですね。これは、お肉が主役で、ワインは、脇役です。なぜならば、引き立つのはお肉だからです。料理に合うワインですね。
大文字屋的には、ワインを主役にして、料理を脇役に置いたペアリングを提案させてもらいます。例えば、苦渋強めなシラーズに、ゴーヤチャンプルや青椒肉絲なんかの野菜の青っぽさが味わいの主になる合わせると、お肉や、ワイン単体で飲むときより、ワインの味わいの奥底に隠れている、軸や種子の苦味やエグみ、青さを顕在化してくれて、ワインの味わいの要素として感じさせてくれるので、明らかにワインの味わいのボリュームが上がっています。
重めのワインに青っぽい味わいの野菜料理、お試しください。きっとワインの新しい扉が開きます。
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