さてさて、ドイツワインでリースリングってったら、世間
の皆様は「それ、甘口ちゃうん?」って思ってるんでしょ
う。これ、断言しても問題ないでしょう。
でも、実際にドイツ国内で流通してるワインの大部分が、
辛口である、この事実。何の事はない、日本人が ドイツか
ら「甘口を多く輸入してるだけ」なんですよ。
少し笑えるでしょ^^
このルイスガントラム ドライリースリングなんですが、辛
口と単純にかたずけれない味わいなんですよ。とにかく、
氷をブチ込んだステンのバケツを準備下さい。
大文字屋がオススメする白ワインは、温度の変化に味わい
も呼応するんで、飲み始めは、出来るだけ冷たい状態でお
願いします。
ワインをグラスに注いで、サッと曇れば合格です。
歯に沁みるくらい冷たいのを口に含むと、なかなかのボリ
ュームを感じさせるミネラルの苦渋味が「ドシン」と音が
する感覚でぶつかって来ます。
従前の辛口ドイツワインの価値観って、どこまでも澄み切
ってて、雑味を感じさせない、スキッとした酸味を感じる
辛口だったと思うんです。
しかし、ガントラムは、いい意味での雑味が豊富なんです
ね。しかし、骨太なミネラルも、口に入って温度が上がる
と、ライムを思わせる硬質な酸味に姿を変えます。
ここに最近の流行でしょうか、レモングラスの刺激も加わ
ります。さらに温度が上がると、硬かった酸が柔らかくほ
どけて、グレープフルーツから完全に苦味と渋味を抜き去
った様な旨味や白桃を思わせる甘さなんかも湧き出してき
ます。
ホントにこのワイン、温度の変化を語らねば、何の説明も
出来ませんね(笑)
締った味わいから、骨太な飲み応え、柔らかな旨味と味わ
いの振れ幅も大きなワインです。
今までちょっと無かった系ですね。
んでグラスワインのメニューに取り上げてもらいまして、
長らく売り続けて頂いております。
売れ続けるには、それなりのワケがあるんですよ^^