2021年12月7日火曜日

TAPIZ マルベック(出会い)

2012年くらいの色んなインポーターが一堂に会する
イベント「ワイン関西」で出会った、アルゼンチンのワ
インTAPIZです。

輸入は、四国は松山の村口商店さんです。へ?松山??
そう、愛媛は、松山の会社です。いかにもワイン関西な
出会いですね^^

これ、本当に「隠れた銘品」ですよ。 試飲会で、こいつ
を発見した時の感動を思い しますね。

試飲会で担当の方から、グラス に注いでもらった時の印
象は「これまたエ ライ色やなぁ~」でした。

赤紫色してるん です。かなり鮮やかなんで、果皮の渋味
も、 だいぶ入ってるんとちゃうん?と、勘ぐっ てしまい
ましたが、さにあらず、全く角が、無いんです。

これは、アルコール発酵の前に低温で 色素(アントシア
ニン)とアロマを1週間 ほどかけてワインに取り込ませて
あるんで、 見た目の割りに、口当たりが柔らかいんです。

香りの方は、ラズベリーを思わせる キュートな雰囲気で
す。

柔らかい口当たりのもう一つの理由は、 100%全量を
マロラティック(乳酸)発 酵している点ですね。

アルコール発酵は、酵母が主役ですが、 マロラティック
発酵は、乳酸菌、つまり バクテリアが主役なんです。こ
のバクテ リアである乳酸菌が、ワインの酸で、強 い刺激
を持つリンゴ酸をやわらかな味わ いの乳酸に変換します。
この点も、口当たりの柔らかなワインに なっている所以
ですね。

アルコール発酵、乳酸発酵を ステンレスタンクですませ、
熟成は、3回使用した樫樽で 10ヶ月行われます。 飲み
やすいだけじゃない、複雑な味わいが、かわいさの中に潜
んでいます。

しかし、全く未熟な青さを感じませんね。

畑を管理する人の、仕事への拘りを感じ ます。 完熟度合い
の見極めと、厳格な果実の選別に感謝!


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