2017年11月26日日曜日

アルダレス テンプラニージョ バリカ 750ml

後から知ったんですが、やっぱりパーカーポ
イントが高いワインなんですねぇ。

少しバタ臭い果実味があって、濃度が高くて
タンニンが感じられたら、ほぼパーカーポイ
ントが高いんです。

ま、そんな簡単なモノでもないですが、そん
な傾向が、顕著に感じられます。

グラスに注ぐと、ブルーベリーの香りがムン
ムンします。

甘酸っぱい香りに絡むように白胡椒や黒胡椒
を感じるスパイス香が複雑さを演出していま
す。

口に含と、果皮の苦渋が感じられ、果実本
来の自然な甘さがじんわりと。

熟成に使わた樽材のバニラもキチンと主張
してきます。

長い余韻がリッチな印象を醸しだしてますね。

香りのスパイス感で、胡椒をかけたら美味し
くなるフードと合わせていただきたいですね。

お肉系、いいと思います。

少しい外しめで、ビターチョコとラムレーズ
ンなんかも絶対合いますね^^

ぜひぜひ、お試しあれ~


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ワインをご注文下さると翌日トーストが最高
に美味しい
↓こんなハードパン↓
の半分カットが同梱されます。

フェスティポ マルベック ロゼ 750ml

いままでロゼワインって、あんまり売れてる感覚、無かった
んですが、試飲会に来てる飲食の方々のハナシを聞いてると
現場では、そこそこ動いてるんですって。
実際、飲んでみても美味しいですし、いわゆるSNS映えも
キレイなロゼ色なんで、華やかさがありますしね。
このワインもなんですが、ロゼワインって赤ワインを仕込む
果汁の上澄みを抜き取って出来上がる赤ワインの色目を濃く
する工程の副産物でもあるんで、出来上がっていく赤ワイン
「みたいな味わい」のはずなんですが、このワインには、明
確なチャーミングなストロベリー香が感じられます。
このロゼのブドウ品種は、マルベックがメインなんです。右
隣のワインがマルベック100%なんですが、ここまでのベ
リー香は、感じませんしねぇ。
ホント、副産物なんて言うのって、なんだか違う感じです。
このワインも、白ワイン同様キンキンに冷たくして飲み始め
て下さいね。温度の変化に呼応して変わっていく味わい委が
ドラマなんですから。
キンキンに冷たいと、ギュッとしたミネラル感が唾液腺を刺
激し、飲みごたえ感と食欲のスイッチを入れてくれます。
口の中で温度が上がると、ミネラルが、サッと解けて、未熟
なイチゴの酸味を思わせる果実味が広がります。
ワインを飲みこまずに口にとどめて温度を上げていくと、酸
を感じた果実味が、じんわり柔らかくなり自然な甘さが、じ
んわりと広がります。
ワインを飲みこんでしばらくすると、最初に感じたミネラル
感が戻ってきて、口の中をリセットしてくれて次のフードの
ひとくち、ワインのひとくちを誘います。

バランスいい味わいなんで、食事にも合わせやすいですよ~

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ワインをご注文下さると翌日トーストが最高に美味しい
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ロクブルン テール ドーブ ルージュ 750ml

試飲会リストに踊る「スバラ~」の文字(笑)
だって美味しいんですもん。
まず、グラスに注いで、甘さと果実感にあふれた香りに
ノックアウトされましたね。口に含むと、チャーミング
な果実の酸と、赤い花びらを噛みしめたような少しの渋
を感じます。柔らかな口当たりで、じんわり果実の旨味
が露がっていきます。

個人的には、あんまり気にしてないんですが、インポー
ターの資料によると、なかなかの受賞歴があります。
言われてみれば、ナルホドのバランス感ですね。

2010年 コンクール ナショナル デ ヴァン IGP
ド フランス において2011年ビンテージが金賞受賞

2010年 パリ農業コンクール において2011年ビンテー
ジが金賞受賞

2011年 ヴィナリ インターナショナルコンクールで20
12年ビンテージが銀賞

2013年 パリ農業コンクールでは、2014年ビンテージが
金賞、

2014年 ヴィナリ インターナショナルコンクールで20
15年ビンテージが銀賞

2014年 ヴィナリ ナショナルコンクールで、2015年ビ
ンテージがグランプリ、

2015年 パリ農業コンクールで、2016年ビンテージが金
賞受賞

と、なかなかの受賞回数なんですよね~
飲めば思わず「なるほど!」ってなりますよ~


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2017年11月23日木曜日

ドーメーヌアランブリュモン ガスコーニュ タナ+カベルネ

栓を開けて3日目のガスコーニュのタナとカベルネのワインです。
果実の密度が格段に上昇するのを感じとれるのが、3日目ですね。
開けて即のタナ種特有の硬い苦渋も丸くなりつつあります。
ワインをスワリングして空気となじませると、さらに柔らかく開
いていきます。

合わせたのは、ブリあらをトマト赤味噌で味付けした料理です。

搾汁する圧が高めなこのワインは、果皮、軸や種子のニュアンスも
うまくワインにまとわせています。ただ、5年くらい前のように極
な苦味や収斂した酸ではなく、ほんの少しだけ香辛料的な使い方で
ワインに載せられているのが好感できますね。

家飲みワインです。時間をかけて飲んでやってくださいな~

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2017年11月20日月曜日

シャトー モットモクール

Ch モット・モクール ルージュ 750ml
こちらのワインも、最近の欧州の美味しいって価値観にのっとった
果実味が前に出たタイプです。とは、言うもののモンテプルチャー
ノ・ダブルッツオみたいなコトは、ないんですけどね^^
チャーミングな酸を少し感じる、果実味と果皮の少しの苦渋が、な
かなかのバランス感です。大昔のエレガンスって、収斂した酸が看
板でしたが、最近のは、そんな、飲みにくいのが美味しいって味わ
いじゃないんで、オススメしやすいですね。

このワインもなんですが、抜いたその日より翌日。翌日とり3日目と
日を追うごとに、味わいの密度が上がってきます。果実の酸味もイ
イカンジにこなれて、果皮の苦渋を包み込んでくれてます。

画像は、豚のコマ切れとベーコンを炒めてトマトソース仕立てにして
います。ソースは、特濃トマトジュースと赤味噌に、ほんの少しのグ
リーンカレーペーストで味付けしています。搾汁の圧が強いボルドー
スタイルのワインには、軸や種子の青っぽいニュアンスが感じられる
んで、ここにグリーンカレーの青唐辛子の青っぽい辛さが、ピタッと
ハマります。彩に散らすピーマンの輪切りも、青っぽいニュアンスと
の距離を詰めてくれてます。

ボルドー美味しいっても、ここ最近の価値観ですけどね、そんな赤に
は、こんなピザ、いかがでしょ?

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Chラ・クロワ デュルケ ルージュ

ホント、ここ最近のボルドーのワインは、理解しやすく
なりました。グラスの色合いこそ黒い目ですが、果実味
が前に出た味わいです。注いでグラスから香るのは、黒
胡椒を思わせるスパイシーな香味です。

なので、ミルから出した、挽きたての黒胡椒が似合う料
理が最適です。と言いつつ作った料理は、トマトソース
のパスタですけどね~

見た目はトマトソースですが、赤ワイン、特にボルドー
美味しい赤に寄せるべく調味料の最適化をしてるんで、
味わい的には重めの赤に寄せてるんですよ~

ボルドーのワインと言えば、強めの圧でぶどうを搾って、
軸や種子の青っぽいニュアンスもワインに乗せてくるん
で、青っぽいニュアンのある調味料が活きてきます。

このソースには、グリーンカレーペストが少しだけで
すが入ります。グリーンカレーの辛さのベースにって
る青唐辛子特有の青っぽい辛さが、ピタッとハマります。

ここに少量のブルーチーズを加えて、塩気を赤味噌でつ
ければ、コクが強めのデミグラスソースっぽい味わいに
なります。

このソースの前に作ってるのが、鶏むね肉とベーコンの
トマト煮込みなんで、ベーコンの香ばしい燻製のニュア
ンスも乗ってるんで、重めの赤でも楽勝なんですよね。

ワインと料理の距離感って、調味料でかなり埋めれると
思います。ワイン売るなら、料理もしなきゃですよ、ほ
んと。やってると、楽しくなってきますしね~


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2017年11月19日日曜日

シャン・ド・フルーレ ボルドーシューペリュール

大文字屋がセレクトするアイテムで「ボルドーシューペリュール」
がついにオンリストされました。これは、けっこうスゴイコトです^^
今までの唾液腺と知覚過敏の歯根を直撃するような、眉間にシワを
よせて飲むような味わいのって、自分に正直に「美味しいですよ~」
とススメられませんもの。ホント、やっとです「美味しいですよ~」
と自分の心に嘘をつかずにオススメできる味わいになりました。

このワインは、ロングランテイスティングも済ませてまして、ホント
日持ちする味わいなんですよ。味わいは、3日目がピークですね。花
開くって言葉が、一番ハマります。

注いで即は、赤い花びらを噛みしめたような繊細な渋が、カシスを思
せるチャーミングな酸を引き締めてくれてます。

2日目は、チャーミングな酸の密度が詰まってくる感じです。チャー
ミングな酸は、まだまだ健在です。

3日目になると、チャーミングな酸の密度がしっかり詰まって、全体
の印象を濃厚なものに感じさせてくれます。しっかりした果実味と果
皮の苦渋が混ざり合って、芳醇な紅茶を思わせる味わいも顔を出して
ます。

ワインを飲みこんでしばらくすると、花梨の甘さを感じる味わいが現
れて、消えていき、軸や種子の苦味が戻ってきて口の中をリセットし
てくれます。

これは、エレガントですよ、ホント。是非^^

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ジョルダーノ セルバート トスカーナ ロッソ

ホント、ここ最近の欧州の「美味しい」って価値観、大きく
変わりましたよね~このハナシになると、何度も出てくるん
ですが、テヌータ ロゼッティ トスカーナ ロッソを試飲した時の衝撃を
いまだに忘れませんね。レンガ色で、果実味に乏しい、収斂
した唾液腺を食激するような味わいを、エレガントって呼ん
でましたが、その当時は、頭、いや、舌、おかしいんとちゃ
う??って思ってましたよ。きっとインポーターの、ワイン
を現地でセレクトする方も、国内でエイギョウされてる方々
も、本心からそんなナンギな味わいを、エレガントって思っ
て無かったと推測しております。
我々酒屋は、セレクターなんで、自分の舌と価値観に正直に
ワインを選べますが、組織に属してシゴトされてる方は、そ
うは行かないと思うんで、ホントお疲れさまでした。

ジョルダーノさんのワインは、ホント、日本人にとって理解
しやすい味わいになってます。ちなみにジョルダーノのワイン
はと言うと、イタリアの高級ゾーンのバローロバルバレスコ
の安☆ウマなのをすでに仕入れております。
セルバートは、同じワイナリーのワインなんで、期待感も高
ったんですよね。

でもノンビンです^^←でも、そんなの、カンケーネー!!
小島よしおじゃないけれど、そんな気分ですよ。

まず、香り。イイカンジのカシス香です。少し煮詰めたニュア
ンスもありますね。

口に含みます。これが、なかなかの濃度を感じる果実味なんで
すよ。注いで即だと、スパイス感もあるんで、ジュージュー言
ってるお肉なんかを合わせたくなりますね。

空気と触れ合うと、樽のバニラが顔を出します。そのころには
果実味の甘さが少しだけ出てきてリッチな印象に。

濃厚果実と樽のバニラが深い味わいですよ。
ホント、値段と違います、これは、オススメですよ~

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2017年11月16日木曜日

モナステリオ デ ラスビーニャス ガルナッチャ ロゼ

モナステリオ デ ラスビーニャス ガルナッチャ・ロゼ 750ml
絶対、ロゼワインの流れ、来てますよ、ホント。試飲会でも出てくる
アイテム数が、明らかに多いんです。実際に、試飲会に来てる飲食店
の方々も、ロゼが売れてるって話してますもんね。今まで、なぜか売
れてなくて、試飲会にも出てなかったんですけど、流れが来たと感じ
ます。

このワインは、とにかく酸が最高にいいんですよ。芸能人は歯が命で
すが、ワインは、赤白ロゼ問わず、まずは、酸ですね。

キンキンに冷たいと、ギュッと唾液腺を刺激する酸が感じられ、食欲
のスイッチが入ります。口の中で温度が上がると、未熟なイチゴを思
わせるチャーミングな酸が弾けます。ここから温度が上がっていくと
酸が柔らかくほどけて、未熟なイチゴは完熟したような自然な甘さを
感じさせ、それが蜜を思わせる甘さに変わっていきます。
ワインを飲みこむと、ミネラルの苦渋が、じわっと戻ってきて口の中
をリセットしてくれます。

温度の変化に呼応して味わいが変わっていくドラマを感じるワインで
す。ロゼワイン、見た目も華やかで、料理とも合わせやすいので、オ
ススメですよ~

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ワイナリーアーツ ナンバーナイン

こちらのワインは、当店のお客さん「じじばば木馬亭」さんから、
「樽のニュアンスがあって、3000円くらいのしっかりした赤」
と言うリクエストに応えた提案をさせてもらって、それが採用さ
れたので、仕入れてサイトに登録したという流れです。

さすがにう売れる宛ても無く3000円のワインは、仕入れられ
ません。3000円くらいって言われて、定価3000円のワイン
を出したりすると、絶対感動が無いんで、定価3600円のを出し
て正解でしたね。予想通り、一発OKでした。

このワインの心奪われポイントは、まず、色合いでしょう。深い
赤紫色をしているんです。思わず、じ~っと見ちゃって、目が離せ
ない的な、吸い込まれそうな深い色合いなんです。

フレンチオークの新樽を使って16か月熟成されたワインの香り
は、もう、複雑としか表現できませんね。香りを分解していくと、
売れた黒い果実をイメージさせる煮詰めたような甘い香りに、胡
椒、エスプレッソ、が絡み、そこに、真赤な、花、バラ?のよ
うな香りが少しだけ混ざってます。

味わいは、これまた複雑で、16か月の熟成で丸くなったタンニン
と、柔らかなバニラのニュアンスに果実味と、軸や種子の苦味が絡
み、幾重にも折り重なるように味わいの要素が出てきます。

やっぱり、価格だけのことはある、説得力のある味わいでした。
う~ん、深い、そして、美味しい。

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2017年11月10日金曜日

エチケット変更など


ボデガス・カリア マルベック+シラーズ が右のデザインに変更になっております。
インポーターに確認しましたところ、今までのエチケットは、地味で、少
し派手にしたいとの事で、こうなったとの事です。味わいの方向性は、大
きく変わっておらず、密度の高い果実感と、後に出てくるタンニンは維持
されてるとの事です。

こんな感じに焼きあがりました、見た目は、問題ないようですね。

こちらのパンが同梱させていただいた分です。焼いております具体的なレシピは
こちらになります。が、今回少しトラブルがございまして・・・

焼く工程でパンにかぶせる焦げ防止のカバーの内側に貼っている遠赤外線を発す
る黒いアルミホイルが破損してしまい、最初にかぶせるステンレスのボウルを最
後までかぶせて焼いております。
焼く途中の温度設定も若干ですが違っており、内層の水気がいつもの仕様とは少
し違っております。

こちら、本日の大文字屋のお昼です。残り半分を、強めのトーストで、食べてみ
ました。焼成温度の違いから、芯の部分が、生焼け状態になっていないかを確か
めましたが、問題ないようで、少しホッとしております。
オススメは、いつもよりトーストをやや強めに、長めにされた方が美味しいんで
ないかと思われます。

こちら、サービスの白ワインです。納品時はこんな感じに澄んだ状態です。

こちらが、底に沈殿している澱になります。頭を下にして持っていただき、
空いているての平に軽く「トントン」と打ちつけていただくと澱がワインに
溶け出してまいります。

底の澱が完全にワインに溶け出すとこんな感じになります。実際は、もう少
しオレンジ色に近い色調になっております。良く冷やして飲んで下さいませ。
きっと嗅いだことのない香りであり、ご存じない味わいだと思います。


いつもありがとうございます。

フェイスブックやっております。
新しく入荷したワインや、試飲会情報など発信しておりますので、お暇な折に
でもご覧くださいませ。

2017年11月1日水曜日

ポンポン ブラン 750ml

シャルドネとユニブランで出来たワインです。産地は、ラングドック
ですが、ユニブランが入ってるんで、南西地区に近いんでしょうね。
ユニブランは、ブランデーの原料にもなる品種で、レモンのような酸
味を持ったワインに仕上がります。

このワインは「なんと」←書いてもいいと思うんですが、アンフィル
ターなんですよ。瓶を逆さに向けると、澱がふわ~っとただよいます。
まさに「うすにごり」状態です。

このワインは、澱を積極的に味わうワインですね。香りは、レモンを
感じる柑橘香に、桃やプラムを思わせる甘い酸を含んだ香りが絡みま
す。

口に含めば、レモンをリアルに感じる酸味を感じます。口の中で温度
が上がると、バナナやパイン的な南国の果物のニュアンスが出てきま
す。

ワインを飲みこんで、口の中に残ったワインから蜂蜜を感じる甘さや、
麹菌を思わせる柔らかな旨味が感じられます。このあたりが澱の味わ
いを積極的に前に出してるんでしょうね。

しばらくすると、レモン塩を思わせる酸とミネラル感が戻ってきて、
口の中をリセットしてくれます。

ちょっと無い味わいのワインです。
澱の味わいを前に出してるってのも、あまり聞きませんし。
ワインラヴァーの方、ネタで飲んでみる??
これ、断然アリだと思うんですけどね~


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バルタサール・グラシアン ロゼ 750ml

このワインは、ちょっと飲みごたえ系のガルナッチャエヴォディア
を造ってるワイナリーなんですよ。ここのワイナリーのガルナッチ
ャは、相当濃度が高いんで、赤ワインとして売る分の濃度を上げる
べくワインを静沈させて上澄みを抜く「セニエ」で出来たロゼだと
思われます。

つまり、赤ワインの濃度を上げる副産物なんですが、あんまり後
向きな味わいでもないんですよね、コレが。リアルに香辛料を感じ
るスパイシーな香りがします。ここに結構強めなラズベリーや、カ
シスなんかの黒い小さな果実香が絡んでグイグイ香ってきます。

色は、確かにロゼの色合いなんですが、味わいの複雑さったら、も
う、赤ワインのフルボディですよ^^

注いで即の冷たい状態だと、堅いミネラルの苦渋が飲みごたえ感を
演出してくれますし、そこから口の中で温度が上がっていくと苦渋
が柔らかくほどけて芳醇な紅茶の渋を思わせる味わいに昇華してい
きます。もう、色合いは抜きにしてフルボディって言いたくなる深
く厚い味わいなのです。

なので、合わせる料理も、赤ワインを意識した味わいのがいいんじ
ゃないでしょうか。脂がパチパチ言ってる赤身とか、こってり濃厚
なビーフシチューとか、スジ肉の味噌煮込みとか。

どうでしょね^^合うと思います。


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ラ・スリシエール 750ml

これは、久々のノックアウトされたって感じたワインですね。
加えて、欧州のおいしいって価値観が、どんどん近づいてきて
くれてる感覚を覚えます。

このワインは、ちょっと珍しいピノノワールとグルナッシュの
ブレンドで出来ています。そもそも、ピノノワールのワインっ
て、基本単一品種で仕上げられてますよね。別のブドウとブレ
ンドって、ホント、聞いたこと無いです。グルナッシュの位置
づけとしては、ローヌ地方で、力強いゴリゴリなシラーの硬い
風味を和らげるクッションとして果皮の薄めな、果実味優先の
ルナッシュが使われてるんですね。

もともと柔らかな味わいのワインを生み出すピノノワールを、
さらに柔らかくする必要があるのか??ってギモンが沸きます
が、真っ赤な少し濃い目な果実味に、チャーミングなイチゴを
思わせる酸が絡み、ワインが温まると、赤い花びらを感じる香
りが湧き出し柔らかな果実味が口いっぱいに広がります。

ワインを飲みこむと、柔らかで濃度を感じる果実味が余韻とし
て残ります。余韻を楽しんでから数秒すると、赤い花びらを噛
みしめた時に感じる渋が戻ってきて柔らかな果実味で、ともす
ると、甘ったるくダレてしまいそうになる口の中をリセットし
てくれます。

これ、かなり楽しめるワインです。先ずは、ワインそのものの
味わいを確認すべく、軽くトーストしたバゲットにチーズあた
りを合わせてみてください。真っ赤な果実味、最高ですよ~


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