2018年3月19日月曜日

ル タン デジタンシラー

さて、この南仏のシラーも目玉焼きを合わせています。ワインに
目玉焼きって、あんまりメジャーじゃないみたいです。粒胡椒、
できれば、白、ピンク、グリーン、黒と色んな粒胡椒が混ざった
メランジュタイプをミルからゴリゴリとふりかけると、味わいの
構成がムルーチーズに似てくるんで、合わないわけが無いんです
けどね~  是非、お試しを。

初日は、シラーなんですが、なぜか、カシスの様なチャーミング
な酸が楽しめるのにびっくりでした。

これは、3日目かな??リブフィンガーがメインの具材のライス
ピザに合わせています。シラーって普通、注いで即は、ダラッと
した酸を感じないまったりした果実味なんですね。そこから空気
となじむと、極太の苦渋が爆発するんですけどね~
こいつは、極端な苦渋が無く、どちらかと言えば、バランスの良
い味わいなんですね。栓を抜いて3日たつと、果実の酸がぎゅっ
と締まって、味わいの密度を上げてくれます。同じブランドの
リニャンもですが、搾汁圧が高いので、抜いたその日より、一定
の時間が経過した方が、断然味わいの密度が上がって美味しくな
ります。 
こちらは、5日目??とにかく、果実の酸がしっかりしてるので、
あっ「酸がしっかりしてる」とは、決して酸っぱいという意味で
はなく、時間が経過しても、酸がボケないって事です。酸がボケ
るとワインの味わいの要素、甘さや、苦味、渋さなんかが散り散
りになって薄っぺらい味わいになります。酸がしっかりしている
と味わいの要素がしっかりまとまり、時間の経過とともに変化す
る味わいを「楽しめるワイン」となります。

これ、たぶん7日目。時間の経過とともに渋さの向こう側に現
れる花梨の甘さを含んだ繊細な渋が感じられ、なんともエレガ
ントな味わいに成長します。

ワインを抜いて、そんなに長い間時間をかけて飲んでられない
って声をよく耳にします。ならば、4本一緒に栓を抜いて、そ
れぞれのワインをじっくり時間をかけて、少しずつ楽しんでみ
てはいかがでしょうか??


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