世間ではロゼが売れてるそうで、試飲会にもロゼでズラッと色んな国
のワインを並べてたりしますね。日本のワイナリーも積極的にロゼを作
っています。
その流れで、この岩手県の、ホント、地の果てにあるイメージのワイ
ナリーさんからは、豊北3県の山葡萄由来の3品種から作ったワインが出
ていました。「ニホン山ぶどう」「国豊3号」「ワイングランド」と言
う品種になります。これらの品種は、赤ワイン用の国際品種なみに果皮
が分厚く、果実が小さな品種なります。
ワインからは、かすかに桜の花の香りがするのにはハッとさせられま
すね。さくら酵母由来の香りですね。その香りに、カシスや少し酸を含
んだイチゴの様な香りが混ざる感じです。
冷たいのを口に含むと、山葡萄の果皮の苦渋とアオリンゴを思わせる
シャープな酸が感じられ爽やかな印象です。口の中で温度が上がると、
シャープな酸が、サッと解けて果実の甘みがじんわり湧き出てきます。
最初の酸のニュアンスがほの甘い、ふんわりした印象に変わり、ワイン
を飲みこむと、最初の果皮の苦渋が少しだけ戻ってきて、口の中をリセ
ットしてくれます。
最初の酸と最後の少しの苦渋があるおかげで、抜群の食中酒になりま
すね。基本合わせる料理は選びませんが、脂を感じる中華、焼き鳥、ト
マト味の料理なんかが、似合いそうですね。
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