2018年2月7日水曜日

くずまきワインさくらワイン

 世間ではロゼが売れてるそうで、試飲会にもロゼでズラッと色んな国
ワインを並べてたりしますね。日本のワイナリーも積極的にロゼを作
ています。

 その流れで、この岩手県の、ホント、地の果てにあるイメージのワイ
リーさんからは、豊北3県の山葡萄由来の3品種から作ったワインが出
いました。「ニホン山ぶどう」「国豊3号」「ワイングランド」と言
品種になります。これらの品種は、赤ワイン用の国際品種なみに果皮
分厚く、果実が小さな品種なります。

 ワインからは、かすかに桜の花の香りがするのにはハッとさせられま
ね。さくら酵母由来の香りですね。その香りに、カシスや少し酸を含
んだイチゴの様な香りが混ざる感じです。

 冷たいのを口に含むと、山葡萄の果皮の苦渋とアオリンゴを思わせる
ャープな酸が感じられ爽やかな印象です。口の中で温度が上がると、
ャープな酸が、サッと解けて果実の甘みがじんわり湧き出てきます。
初の酸のニュアンスがほの甘い、ふんわりした印象に変わり、ワイン
飲みこむと、最初の果皮の苦渋が少しだけ戻ってきて、口の中をリセ
トしてくれます。

 最初の酸と最後の少しの苦渋があるおかげで、抜群の食中酒になりま
ね。基本合わせる料理は選びませんが、脂を感じる中華、焼き鳥、ト
ト味の料理なんかが、似合いそうですね。

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