さて、南アのカベルネ+メルローです。でもね、グラス、見てください。
この見た目なら、カベルネ+メルローと言うよりピノノワールですよね^^
それも、南アでなく、チリとか、南仏のですよね。
ほんと、何の情報も無く試飲したら、ちょっとひねった感じのピノですよ。
ひねった感じってのは、15%入ってるメルローのキノコの胞子的な
菌類のニュアンスが感じられるからです。あっ、これ、ほんの少しで、
ド真剣に味わいを探らないと見出せませんので、クセの強いって性質じゃ
ないんで、ご安心を。
そうそう、ワインを口に含んで感じるのは、生っぽいブドウの果実味です。
「生っぽい」ってのは、ワインにする前の生のブドウをそのまま食べてる感
じがするって意味です。リアルに真っ黒な果皮ごと噛み潰した感覚です。
強い日差しに鍛えられ、油脂を多く含んだニュアンスも感じられます。
パッと見、薄い色合いですが、味わいは何とも複雑で重層的なワインです。
そうそう、南アと言えば、このワインですよ。
なんと、同じワイナリーのワインです。
細かく言うと、同じワイナリーの違うワインを違うインポーターが輸入してる
んです。この2つのワインですが、ぜひ飲み比べをしてもらいたいですね。
マンのほうは、もう、エゲツない青紫色をしてて、シャニの薄い色合いと真逆
の見るからに濃厚な色合いをしています。味わいも、濃厚の極みです。
どちらのワインも、それなりに味わいの要素が幾重にも重なって、
そう、味わいの大渋滞を起こしてるんですが、
見た目があまりにも違いすぎるんで、おもしろいです。
どちらも記憶に残るワインです。
ぜひ、お試しくださいませ。
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