真っ黒なボトルに銀色の樹脂で出来た、ちょっと悪そうなラベルが貼ってあるオーストラリアのデュリフって品種で出来たワインです。抜いた初日は、11月11日です。
聞きなれないデュリフって名前なんですが、これ、アメリカだとプチ・シラーって呼ばれています。オーストラリアでは、デュリフと呼ぶんですと。
抜いた初日は、真っ黒な強い日差しに鍛えられた果皮の豊かな油脂分から、スパイシーな香りは撒き散らされます。ほぼお胡椒ですね^^これは、インパクト強めです。
味わいは、硬めの苦渋味と、煮詰めた果実味に樽のバニラがが絡み合って、ボリューミィでリッチな味わいに仕上がっています。
このワインもそうなんですが、ピーマンや、人参、ごぼうの青っぽさやエグみと出会うと、味わいの奥底に沈んでいるボルドーっぽいエレガント(←と思います^^)な青っぽさや種子に由来する苦味なんかを味わいの最前列に引っ張り出してくれるんで、ワインの味わいボリュームが全開になって面白いです。
お肉の脂の甘さと香ばしさは、少ない量の、これは、牛の切り落としを使ってるんですが、しっかり焼き付けて味わいを引き出してから料理に加えているんで、重たいワインをお肉に合わせる的な考え方も、相手は、野菜なんですが、充分成立しています。
青っぽい野菜の美味しさを前面に出した料理と、フルボディの赤ワイン、面白いですよ~
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